イーサン・ルッソ博士が初来日
2017年6月10日から13日まで、カンナビノイド研究の世界的権威である Ethan Russo 博士をシアトルからお招きしました。これは、日本の医療従事者・研究者の方々に医療大麻についてよりよく知っていただく、という GREEN ZONE JAPAN の中心をなす活動の第1弾です。
今回講演をしていただいたのは、昭和大学薬学部、東京大学医学部付属病院、国立がん研究センター、熊本大学医学部付属病院の4カ所でした。
さらに、麻に関するポータルサイト「麻なび」主催で、医療従事者でない一般の方々が博士を囲む会もありました。(その様子はこちらに報告されています。)
どの会場でも博士のお話の後に質疑応答の時間がありましたが、たくさんの質問をいただき時間が足りないほどで、参加された方たちの関心の高さを感じました。博士の講演は、医療従事者の方々も知らなかった情報が満載で、「驚いた」という声が多数聞かれました。これをきっかけに、ますます医療大麻に興味を持つ方、本格的に研究したいという方が増えてくださることを願います。
GREEN ZONE JAPAN では今後も、医療大麻の先進国から識者をお招きして、医療大麻に関する正確で新しい知識と情報を伝える活動をしていきます。こんな人を招んでほしい、こんなトピックについて話が聞きたい、といったご希望があれば、お気軽におしらせください。
イーサン・ルッソ博士プロフィール
専門医師会認定の神経科医、精神薬理学の研究者。英国の製薬会社 GW Pharmaceuticals の元シニア・メ ディカル・アドバイザーとして、サティベックスの第3相臨床試験では3回にわたり臨床医を務めた。
ペンシルベニア大学(心理学専攻)、マサチューセッツ大学医学部を卒業。アリゾナ州フェニックスで小児科、またシアトルのワシントン州立大学で小児及び成人神経科で研修医を経験し、モンタナ州ミズーラでは 20 年にわたって、慢性痛治療に重きを置く神経科医院で臨床医を務めた。1995 年、3ヶ月間の長期有給休暇をとり、ペルーのマヌー国立公園に暮らすマチゲンガ族の人々のもとで民族植物学の研究に携わる。2003 年、GW Pharmaceuticals にフルタイムのコンサルタントとして入社、2014年まで在籍。現在は Phytecs 社のメディカル・ディレクターである。
教授として教鞭を執った大学には、モンタナ大学薬学部、ワシントン大学医学部がある。また客員教授とし て中国科学院でも教えている。国際カンナビノイド研究会 (International Cannabinoid Research Society) の会長および国際カンナビノイド医学協会 (International Association for Cannabinoid Medicines) の協会長の経験がある。
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