厚労省が今年1月から進めてきた「大麻等の薬物対策のあり方検討会」はこれまで6回の会議が開かれています。第6回からは意見書の取りまとめが始まり、今週金曜日(5月28日)の第7回が最後か、と言われている段階です。ところが、まだ取りまとめ中であるにもかかわらず、5月14日に NHK が「厚労省が使用罪創設を決めた」と、故意に世論を操作しようとするかのような誤情報を流しています。(すでにその内容が英語のメディアにも取り上げられています。)
そうした不穏な空気のなか、5月24日、厚労省に対して2つの抗議アクションがありました。
一つは、亀石倫子・ 趙 誠峰・川﨑拓也・井桁大介・吉田 泉という5名の弁護士が change.org 上で立ち上げた、「厳罰化は誰も幸せにしない。薬物政策をハームリダクションへ転換を!大麻等の薬物取り締まり強化と『大麻使用罪』創設に反対します!」と題されたキャンペーンで集まった 14,761筆の署名の提出。
そしてもう一つは、日本臨床カンナビノイド学会から厚労省への「要望書」です。これは、必要としている患者のできるだけ多くが医療大麻と CBD を使える方向での大麻取締法改正を求める内容です。
法曹界と医学界がそれぞれの立場から、大麻使用罪創設への反対と、包含的な医療大麻の合法化を求める声をあげたことは大きな意味があると思います。
有識者会議による正式な提言書の提出はまだこれからです。どんな提言書がまとめられるのか注目されるところですが、提言書の提出がただちにその通りの法改正が行われることを意味しているわけではありません。法の改正は国会で行われることです。引き続き、法改正の行方を注視し、上げるべき声を上げていきましょう
◆ こちらも併せてご覧ください:
『大麻使用罪が決定』を信じてはいけない!!: https://youtu.be/qHv_ul0I1QA
文責:三木直子(国際基督教大学教養学部語学科卒。翻訳家。2011年に『マリファナはなぜ非合法なのか?』の翻訳を手がけて以来医療大麻に関する啓蒙活動を始め、海外の医療大麻に関する取材と情報発信を続けている。GREEN ZONE JAPAN 共同創設者、プログラム・ディレクター。)
みんなの思い届けてくれてありがとうございます!まさたかさん達の日々のたゆまない努力が未来の大きな幸せとなり返って来る日まで陰ながら応援させて頂きます。
寺田学議員。big respect!
本日は本当にお疲れ様でした。